「ABEMA的ニュースショー」(2月6日配信)では渡部の復帰について、FUJIWARAの藤本敏史が「テレビ局とかスポンサーがOKしているからOKやと思います」と言いつつも、「ことがことなだけに、イジって笑いにするのもちょっと難しい。性的なことなので」と、複雑な心情を吐露していた。また高橋真麻も2月に「バイキングMORE」で、今後渡部と共演する可能性があることを踏まえ「NGワードが多すぎて、意識しなくても“このお店、おいしそう。お手洗いが…あっ!”って、悪気ないのになっちゃいそうで怖い」と懸念。現状では、タレントが率先して絡むことはリスクもあるようだ。

 しかし、もっとも厄介なのはスポンサーをめぐる問題だ。在京キー局のディレクターはこう話す。

「複数の地方局で放送されている『白黒アンジャッシュ』ですが、東京MXと三重テレビが渡部の復帰回前に放送を打ち切ったことがニュースになりました。両局とも『総合的な判断』という理由ですが、三重テレビは『視聴者からも賛否両論多数の意見を頂いた』とも明かしています。SNSを見ても『生理的にもう見たくない』と嫌悪感を示す声は根強く、番組スポンサーに直接、抗議を行った視聴者もいたと報じられました。また、騒動が発覚する前まで、渡部は多くの大企業のCMに出演していたが、企業側としては『裏切られた』という感覚が根強いため、ゴールデン帯のバラエティーなどは現状、出演できない状態です」(在京キー局ディレクター)

 渡部の復帰に絡んでは、妻の佐々木希の動向も注目されている。3月まで主演ドラマが放送されていたほか、NHK朝ドラ「カムカムエヴリバディ」への出演も果たし、4月からも「やんごとなき一族」(フジテレビ系)に出演中だ。民放情報番組の制作スタッフは言う。

「今の佐々木はダメ夫を支える良妻のイメージで好感度がアップしており、しばらく離婚はないでしょう。仕事面でも、最近では舞台にも積極的に挑戦したおり、演技がうまくなったと評価は上がっています。また、先ごろ自身が手掛けるアパレルブランドのメガネの新レーベル立ち上げを発表しており、芸能以外の活動も盛んです。若い女性からも憧れられる存在ですし、女優業とともに今後もファッション関係のプロデュースなどの仕事は増やしていくのではないでしょうか。一方でママタレ的な活動に関しては、どうしても夫の渡部の影がちらつくのでしばらくは厳しいかもしれません」

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視聴者はもはやどうでもいい?