「その人がいるだけで雰囲気がよくなるとか、この人が食事の場に来たら楽しくなるみたいな、“笑われる人”に憧れると、昨年のインタビューで明かしていました。余裕のある自分のままで、どの場にもいられるような人にいつか成長したいそうです。そんな考え方を見ると、どんな生徒にも寄り添える包容力も感じます」(同)

■新聞記者か教師になりたかった

 加えて、精神的な強さも持ち合わせているようだ。

「4月に行われた『未来への10カウント』の制作発表では、満島について主演の木村拓哉が『フィジカルは置いといてメンタルはいちばん強い』と、その印象を語っていました。過去のインタビューでは『もしも女優になっていなかったら?』という質問に『地元の地方新聞の記者か国語の先生になっていたと思う』と答えていたこともあります。演技にはその人の人間性が出てくると言われますが、高い実力を持った女優がそうした良い教師になりそうな資質を持ち合わせていれば、たたずまいからして“すばらしい教師”然として、視聴者は引き込まれていくのだと思います」(民放ドラマ制作スタッフ)

 ドラマウオッチャーの中村裕一氏は、彼女の魅力についてこう語る。

「自分に与えられた役どころをきちんと理解し、その上でさらに彼女にしか出せない魅力をプラスして、他にはないキャラクターに仕上げる才能の持ち主でです。これまでにも『ど根性ガエル』のピョン吉(声)、『トットてれび』の黒柳徹子、『江戸川乱歩短編集』シリーズの明智小五郎など、彼女でなければ務まらなかった役を数多く演じ、記憶に残る演技を披露してきました。その意味でも、まさに天性の俳優と言えるのではないでしょうか。4年前に所属事務所を離れましたが、以降も引く手あまたであることがそれを如実に証明していると思います」

 今作だけでなく、これからもさまざまな作品で教師役を演じてほしいところだ。(丸山ひろし)

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