満島ひかり
満島ひかり
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 現在、放送中の木村拓哉主演ドラマ「未来への10カウント」(テレビ朝日系)にヒロイン役で出演している女優の満島ひかり(36)。本作は木村演じる生きる希望を失った元ボクサーが、高校ボクシング部のコーチになったことで熱意を取り戻し、再生していく姿を描いた青春スポーツ・エンターテインメント。満島はボクシング部の顧問を押し付けられたシングルマザーの高校教諭・折原葵役を演じている。

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 ボクシングの知識はゼロだった折原は部員たちの熱い思いに触れ、次第に部に肩入れするように。ボクシング部を廃部にしたい校長に存続を訴えるなど、真面目で真っすぐな教師を熱演している。満島の演技力は折り紙つきだが、SNS上では「教師役似合ってるし、良いキャラしてて好き」「本当に生徒思いの先生にしか見えませんでした」と、教師というハマり役に称賛の声が上がっている。

「満島さんはドラマ『ごめんね青春!』(2014年)でもブチギレ教師役を好演しています。教師役がハマるのは、彼女が育った環境もあるかもしれません。1月に放送された『徹子の部屋』では、幼い頃は親の代わりに弟たちの面倒を見ていたと振り返っていました。4人きょうだいの一番上で、両親が体育の先生で部活の指導をしていたこともあり、両親の帰宅が遅くなったときは『お姉ちゃん、お腹空いた』と言う妹や弟にご飯を作っていたとか。さらに、絵本が好きだったため、母親の代わりに絵本の読み聞かせもしていたそうです」(テレビ情報誌の編集者)

 2018年に所属事務所から独立してフリーで活動していた時期には、自ら電話で週刊誌と「隠し撮りせず、欲しい写真があれば送る」と交渉していたことを明かしたことがある。そうした、毅然(きぜん)とした態度が取れるところも教師役には適任だろう。

 一方、周りの人におおらかな一面があることも“教師っぽい”と言えるかもしれない。

「A-Studio+」(TBS系、1月7日放送)では、中学時代の親友であるヘアメークの女性と個人事務所を設立したことを告白。その親友と会社を始めた理由が、お金を全部持っていかれても笑える人と会社をやろうと思ったから。「お金のトラブルが発生しても、“この人が持って行ったか……”となったら面白いな」と、笑ってやり過ごせるような心境だという。

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新聞記者か国語の先生になりたかった