カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
カンニング竹山さん(撮影/今村拓馬)
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 厚生労働省は、新型コロナウイルス感染対策でマスクを着用する目安についての図解を5月27日にTwitterに投稿した。熱中症防止の観点から、屋外でマスクの必要がない場面はマスクを外すことを政府は推奨しているが、お笑い芸人のカンニング竹山さんは「マスク問題は根深い」と言う。脱マスク、どうする?

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 政府が屋外や会話をしないときにはマスクを外してもいいと発表したので、近所のコンビニに行くときに、試しにマスクを外してみたんです。マンションのエレベーターまでは堂々といけるんですよ。エレベーターで他人が乘ってきたらどうしようかと思ってドキドキして(笑)、エレベーターで会話をしなかったとしても、乘ってきた人は嫌がるかなとか考えてしまった。一方で立場が逆で、エレベーターに乗っている人がノーマスクでも、そんなの気にしないだろうなと思う自分もいる。

 結局ドキドキしながらも、エレベーターには誰も乘ってこなくて、マンションを出て、道を歩いていると、他人とすれ違いますよね。すれ違った人も、別に僕がマスクをしていないことを見てはいない。けれども、「悪いな」って気持ちになって、他人とすれ違うときにマスクを付けてしまう。

 屋外をひとりで歩くときに会話はしないから、人と人との距離があるなら、マスクは付けなくていいのは分かっているのだけれども、他人とすれ違うときにはなんだか付けてしまう。

 試しにマスクを外して歩いてみてわかったのは、誰も外していない。前に話していましたけど、国がマスクを外していいよって言ったら外すようになるのかと思っていた。でも、実際には、日本人は真面目なのか、他人にとやかく言われたくないのか、誰も外さないじゃないですか。

 僕はたまにランニングをするんですけど、走るときはマスクを外しています。でも、これまた意外と、いまだにマスクをしてランニングしている人のほうが多い。

 この前は、サウナに行ったら、20代の男性がマスクをしていました。サウナの施設にある露天風呂でもマスクでした。鼻を出していましたが。コロナの感染が拡大しているときは、サウナでもマスクをしている人がいるのを聞いたことはあったけど、まだマスク? しかも鼻出しで? でも、その子なりの考えだから、マスクはしたければすればいいとは思います。マスクをするのも自由です。

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カンニング竹山

カンニング竹山

カンニング竹山/1971年、福岡県生まれ。お笑い芸人。本名は竹山隆範(たけやま・たかのり)。2004年にお笑いコンビ「カンニング」として初めて全国放送のお笑い番組に出演。「キレ芸」でブレイクし、その後は役者としても活躍。現在はお笑いやバラエティー番組のほか、全国放送のワイドショーでも週3本のレギュラーを持つ。単独ライブ 「放送禁止2017」が9月21~24日、東京・品川の天王洲銀河劇場で開催(撮影/写真部・小原雄輝)

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