今季がプロ4年目の根尾昂(写真提供・中日ドラゴンズ)
今季がプロ4年目の根尾昂(写真提供・中日ドラゴンズ)
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 立浪和義新監督を迎えて巻き返しを図る中日。5月には7連敗を喫するなど上位チームとの差はじわじわ開いてきているが、ここへきて痛いニュースが飛び込んできた。将来の主砲として期待の大きい石川昂弥が左膝前十字靱帯不全損傷の診断を受け、長期離脱することとなったのだ。

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 貧打解消のキーマンだっただけに、この怪我にショックを受けたファンも多いだろう。また昨年のドラフト1位で入団したブライト健太もようやく5月31日の二軍戦(対ソフトバンク)で実戦復帰を果たしたものの、開幕から度重なる故障に見舞われており、まだまだ一軍の戦力になることはできていない。今年も得点力不足解消は難しい状況と言えるだろう。

 そしてこの状況を生み出しているのが生え抜き野手の低迷であることは間違いない。2008年の統一ドラフト以降、1位から3位までの順位で指名した選手の現時点の成績(6月2日終了時点)をまとめてみたところ以下の通りとなった。

・野本圭(2008年1位):引退
・岩崎恭平(2008年3位):引退
・中田亮二(2009年3位):退団
・吉川大幾(2009年2位):引退
・高橋周平(2011年1位):23安打1本塁打7打点 打率.232
・古本武尊(2012年3位):退団
・桂依央利(2013年3位):2安打0本塁打0打点 打率.333
・友永翔太(2014年3位):引退
・木下拓哉(2015年3位):44安打3本塁打20打点 打率.284
・京田陽太(2016年2位):13安打2本塁打7打点 打率.157
・石垣雅海(2016年3位):1安打0本塁打0打点 打率.167
・高松渡(2017年3位):0安打0本塁打0打点 打率.000
・根尾昂(2018年1位):7安打0本塁打4打点 打率.200
・石川昂弥(2019年1位):29安打5本塁打19打点 打率.225
・土田龍空(2020年3位):0安打0本塁打0打点 打率.000
・ブライト健太(2021年1位):一軍出場なし
・鵜飼航丞(2021年2位):26安打4本塁打13打点 打率.230

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伸び悩む選手がもつ“共通点”は?