ジャニーズ事務所で2人目という大学院進学の道を選んだ本高克樹(7 MEN 侍)。中学1年生で入所し、3年生で受験勉強のために半年間活動休止。見事、早稲田大学高等学院合格を勝ち取った後、同大創造理工学部、さらには研究科に進んだ。二足の草鞋(わらじ)を履き続ける生き方には、芸能界に身を置くうえでの自戒の念も込められているという。
【写真】週刊朝日 2022年6月10日号の表紙を単独で飾った浮所飛貴さん
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──中学時代は勉強漬けの日々でしたか?
ほぼ毎日塾があって、かなり遅くまで勉強してたのかな。仕事は忙しかったけどみんなも部活が忙しいわけだし、大それたことをしている意識はなかったですね。それに僕、集中力はあって、休憩しなくても平気なんです。ピアノのレッスンなんかも時間を忘れちゃうので、よく先生に「休め」って言われてました。
中学3年生は、確実に人生で一番勉強しました。夏期講習の合宿なんて1日17時間とか。しかも問題を間違えれば間違えるだけ次の日の課題が多くなって……。えぐかったです(笑)。
──モチベーションは?
塾でめっちゃ頭いい子がいて、悔しくて勉強しました。その子は陸上の全国大会に出てたから僕と同じくらい塾に行けてないのに、帰国子女だから英語はできて、なぜか国語もできる。天才です。ライバル視というよりは、「うわ、やばいな」と思ってました(笑)。
──得意/苦手科目は?
数学は唯一他の人と戦えるなと思ってけっこう頑張ってて、中3の模試で全国1位をとりました。
でも国語は苦手。センスがなさすぎて自分でもびっくりしました(笑)。解説聞いても「?」みたいなときもあったし、古文は壊滅的で。「他の教科の足を引っ張んなきゃいいや」って感じでした。
社会は嫌いでしたね。暗記が大嫌いで。だからこそ効率よく勉強しようと、新たに得た知識とか覚えにくいことをノートにまとめてました。
勉強法で意識していたのは、絶対に足跡をつけること。できなかった問題は教科書とか単語帳に×印をつけて、2回目もできなかったら2個つけて……って、苦手なものを把握してました。