その他、MFモドリッチ(レアル・マドリー)を擁して前回W杯準優勝となったクロアチア(FIFAランク16位)、EURO2020でベスト4入りしたデンマーク(FIFAランク11位)は非常に洗練されたチームであり、7大会連続で決勝トーナメント進出中のメキシコ(FIFAランク9位)、経験豊富なベテラン勢とFWヌニェス(リバプール)らの新鋭が融合する南米予選3位のウルグアイ(FIFAランク13位)などは、ダークホースと呼ぶには有り余る力がある。その中で開催国のカタール(FIFAランク51位)の戦いぶりも注目される。そして何より、日本(FIFAランク23位)はダークホースとして波乱を起こすことができるのか、それとも単なるアウトサイダーとして大会を去るのか。約5カ月後のカタールの地で、日本だけではなく多くの国が“番狂わせ”を目論んでいる。
(文・三和直樹)