6月10日は「時の記念日」。そして6月22日は、昼間の長さが最も長くなる「夏至」です。そしてちょうど1年のうちの半分を迎えたり、何かと「時」や「時間」を感じさせられる機会が多くなりますね。この機会に、今一度、時間の使い方を考えてみませんか?
この記事の写真をすべて見る6月は「時」「時間」を感じさせられる月?
6月といってイメージするものといえば、梅雨、あじさい、ジューンブライド、父の日など・・・。そして、ちょうど1年の半分の時期でもあります。「あー、今年ももう半年・・・月日が経つのが、本当に早いよね~」という会話が合言葉のように交わされる頃です。また、6月10日は時の記念日、6月21日(2022年)は、一年で最も昼間の時間が長い、二十四節気の「夏至」と、何かと「時」や「時間」を感じさせられることが多い月なのです。
6月10日は「時の記念日」
6月10日は「時の記念日」です。日本で初めて時計で時の知らせが行われたことを記念して制定されました。「時間の大切さを知り、時間を守る意識を国民に広くもってもらう」という意味があるようです。
私たちに時を知らせてくれる時計台や時計塔といえば、札幌市時計台、東京都内では銀座「和光」の時計塔も有名ですね。銀座のシンボル「和光」の初代時計塔は、1894年に完成。その後、建替え工事中に関東大震災で中断されながらも、1932年、復興の象徴として二代目時計塔が誕生。今年2022年6月に竣工から90年を迎えます。現在の時計塔は、東京の銀座の時を90年にわたり刻んできました。
埼玉県川越市の町のシンボル「時の鐘」も、江戸時代から度々建て替えられながらも、今もなお、蔵造りの町並みに時を告げています。
6月21日は「夏至」
そして、6月21日は「夏至」。日の出から日の入りまでの時間、つまり昼間の長さが最も長くなります。日の出の時刻は夏至の約2週間前から徐々に早くなり、夏至の東京の日の出は4時25分、日の入りの時刻は7月はじめにかけて遅くなりますが、夏至の日の入りは午後7時です。つまり、昼間が14時間35分もあります。
一方、一年で最も昼の時間が短くなる「冬至」の昼の長さは9時間45分。「夏至」と比べると5時間くらい短くなります。昼間の時間の長さがだいぶ違うというのが改めて分かります。
一日の時間を表す言葉
ところで、一日の時間を表す言葉は色々あります。天気予報でも「あすの未明は雨が降るでしょう」「昼過ぎから夜のはじめ頃にかけて、急な雨にご注意ください」など、未明っていつ?夜は夜でも「夜のはじめ」っていつのこと?と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。おおまかに、朝、夕方、夜と言っても、人によって微妙に時間帯の認識が違っていることもあります。でも、実は定義が決まっているのです。ここでおさらいしておきましょう。
真夜中の0時から3時は「未明」、3時から6時は「明け方」、6時から9時は「朝」、9時から12時は「昼前」、12時から15時は「昼過ぎ」、15時から18時は「夕方」、18時から21時は「夜のはじめ頃」、21時から24時は「夜遅く」となります。大まかに「日中」といった場合は、9時から18時、「夜」は、18時から24時までのことを指します。夏至の頃は、「明け方」には明るくなり、日が暮れるのは「夜のはじめ頃」。一方、冬至の頃、明るくなるのは「朝」になってから、日の入りは16時台ですので、「夕方」には暗くなってしまうということになります。
夏は外が明るくなるのが早い分、自然と目覚めも早くなりそうです。夏は少し早起きして、昼間の明るい時間帯を有効に使いたいものですね。この機会に、一日の時間の使い方を改めて考えてみる機会にするのもいいかもしれません。