疲れていて運動が難しい時はベッドの上でストレッチするだけでもOK。無理をせず、心地いいなと感じられればOKです。

※写真はイメージです
※写真はイメージです

(4)五感を研ぎ澄ましてリラックスしよう

 いろいろ考え込んでしまい、悩みが堂々巡りしてしまうことがありますよね。そんな時は普段使っていない感覚を使ってみましょう。新しい行動や感覚を体験することで、脳は次なる動きを求めるようになります。結果、新たな視点が得られるかもしれません。例えば、食べたことのない外国の料理を食べてみる(味覚)、新しいアロマに挑戦してみる(嗅覚)などがおすすめです。

 散歩中に目に入る、木や花の香り、その日の空気の香りを楽しんでみましょう。毎日続けることで、季節の移り変わりや植物の生長など、身近な変化が心地よい刺激になるかもしれません。

 風の音、車の音、子どもの声。慣れているはずの街の雑踏も、聞き分けるといろいろな音が混じり合っています。音に集中することで、ざわざわした気分がすっと落ち着く瞬間を意識してみましょう。

(5)日常から離れていつもの自分と距離をとる

 旅行による心の変化は、気分転換という意味だけではなく「今までの自分」と距離をとって「ちょっと違う自分」を育てる意味があります。旅先で触れた価値観によって今までの自分の考え方を客観的に捉えるきっかけにつながります。近場のお出かけでも、新しい体験になるような場所であれば旅行と同じ効果があります。

 旅行が難しい時は通勤路などで「初めての道」を選んでみましょう。身近にある非日常からも、新しい発見があるかもしれません。

(6)初めてのことにトライする

 仕事や子育て介護などに精一杯取り組んでいる人は、一段落した時に無気力になってしまうことがあります。1つのことに集中するのはよいことですが、考え方が固定化して客観性がもてなくなることも。そんな時は新しい趣味や初めての習い事などにトライしてみましょう。物事の見方が広がることで、考え方にも柔軟性が生まれ、自分を客観的に見る手がかりになっていくのです。

暮らしとモノ班 for promotion
2024年の『このミス』大賞作品は?あの映像化人気シリーズも受賞作品って知ってた?
次のページ
脳はオーバーフロー状態