(7)他の考え方はない?会話で考え方を点検し合おう
考え方の幅が狭くなっている時は「自分は何に傷ついたのか、その時どう感じたのか」を意識的に周りの人に話してみましょう。他の人の視点や考え方を聴き、自分の考え方の再点検を重ねると、新しい見方ができるようになります。気持ちや考え方が整理されていく過程を体感してみて。もし一人の時に悩んだらこの過程を思考の中で再現してみましょう。
オンラインコミュニケーションはすでにニューノーマルになりつつありますが、空気感や表情などのニュアンスが伝わり切らず、ストレスになることも。感染症対策をしながら、やはり直接のコミュニケーションも意識的に!
(8)1日1回アウトプット
スマホやパソコンから日々たくさんの情報が得られる現代。脳はすでにオーバーフロー状態です。体だけではなく心も、入れるだけではなくしっかり出す、インプットとアウトプットの循環が必要です。常に情報が入ってくるスマホをオフにし、今日の出来事や感じたこと、自分の正直な気持ちを紙に書き出す時間を作りましょう。日記などを読み返してみると心の整理にもつながります。
【前編から続く】うつ病、不安症になってない? 精神科医が教える「心の疲れ」6つのチェックポイント
監修/大野 裕先生(おおの・ゆたか)
精神科医。1978年慶應義塾大学医学部卒業と同時に、同大学の精神神経学教室に入室。コーネル大学医学部、ペンシルべニア大学医学部を経て、慶應義塾大学教授を務めた後、2011年より独立行政法人(現・国立研究開発法人) 国立精神・神経医療研究センター 認知行動療法センター センター長に就任。現在は顧問。一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長などを務める。著書に、『心が晴れるノート』(創元社)など。
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