オートミールの基本の食べ方
オートミールは乾燥した状態で販売されていますが、ふやかして食べるのが基本になります。特徴や何で戻すかによって、食事になったりスイーツにもなったりするので、いくつか種類ごとにご紹介していきます。
・ロールドオーツ
脱穀したオーツ麦を蒸してからローラーで平たく伸ばし、乾燥させたもの。日本のスーパーで手に入るのはこの種類が多いです。そのまま食べるには硬く、食べにくいため、加熱して食べるのがおすすめです。5分程度の加熱で柔らかくなります。麦の粒感が感じられます。ヨーグルトや牛乳を加えて冷蔵庫で一晩漬けた「オーバーナイトオーツ」が話題になっています。
・クイックオーツ
ロールドオーツを細かくカットしたもの。水分が早く浸透するため、調理時間がさらに短くなります。味はついていないものの、そのままでも食べられて調理用途が幅広いため、初心者におすすめ。お茶漬けの素と水で戻してレンジや鍋で加熱して和風で食べたり、インスタントのスープに入れてリゾット風に食べたりすることもできます。
・インスタントオーツ
ロールドオーツを調理し、すぐに食べられるように加工したもの。なかには味付けされているタイプもあります。手軽なので初心者に扱いやすいオートミールです。シリアル感覚で牛乳をかけたり、ヨーグルトにフルーツと一緒にのせたりして食べるのもおすすめです。他の種類と比べてかみ応えはないので、とにかく手軽にとりたいという方向けです。
オートミールの栄養を効率よく取り入れるには
栄養価の高いオートミールですが、食材の組み合わせで、より効率よく栄養素を摂取することができます。オートミールに含まれる鉄は吸収率の低い非ヘム鉄なので、動物性のタンパク質やビタミンCと一緒にとることで吸収率がアップします。肉や魚、卵、ビタミンCが豊富なイチゴやキウイ、柑橘系のフルーツや赤ピーマン、葉物野菜と合わせるのがおすすめです。また、カルシウムはビタミンC、ビタミンD、マグネシウムと一緒にとることで吸収率をアップしてくれるので、ナッツ類やキノコ、サケなども合わせると、栄養満点のお皿になります。
健康な体づくりに必要な栄養素がたっぷりなオートミール。食べたことがないという方も、過去に食べたときにモソモソ感やべちゃっとした感じが苦手で遠ざかっていたという方も、この機会にぜひ挑戦してみてください。