栄養素では特に、血液の材料となるタンパク質と鉄をしっかり摂りましょう。また、腸内環境を整えてくれる発酵食品、健胃作用のあるスパイスやハーブの活用もおすすめ。ただし、胃腸によい物でも摂り過ぎはNGです。その他、次のようなことを心がけましょう。

【朝起きたら1杯の白湯】
起床時や食事の前に白湯を飲む習慣をもつとよいでしょう。白湯を飲むと体が温まり、胃腸の働きもよくなります。白湯といっても厳密に考えなくて大丈夫。沸かした湯に水を足したり、水を電子レンジで温めたりするのでもOK。要は体温よりも高い温度の物を体に入れることが大事です。

【よくかんで食べる】
かむことによって、口の周りにある筋肉の咬筋から脳に刺激が伝わります。そして神経伝達物質のヒスタミンを出すのですが、これにより内臓脂肪が燃え、体温を上昇させることが分かっています。よくかむことは満腹中枢を刺激するので過食防止にも。1口入れたら30回かむことを目標に。

【肉食女子になろう】
タンパク質は血液の材料であり、鉄は赤血球のヘモグロビンの構成要素として重要な栄養素。この2つの栄養素を効率よく摂れるのが赤身の肉。毎月の月経で血液が失われる女性こそしっかり肉を食べたいですね。肉に健胃作用のあるハーブやスパイスを組み合わせると胃腸にもGOOD!

【夕食は控えめが基本】
四六時中、何かを口にしているような食習慣は、胃腸に負担をかけてしまいます。特に眠っている間はしっかりと胃腸を休ませたいもの。夕食は腹八分に抑え、寝る2~3時間前には済ませましょう。朝起きた時にお腹が空いているようであれば、夕食の量やタイミングに問題はありません。

STEP2:血液の質をよくする
■体内時計を整えることが快眠への近道

 私たちの脳や体は睡眠中に疲れをとり、細胞の修復も行っています。睡眠は心身をメンテナンスする大事な時間であり、血液の質をよくするためにも大切です。睡眠不足は血糖値を下げるインスリンの働きを低下させたり、脂質の分解を正常に行えなくしたりするため血液の質を悪化させてしまいます。

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