2002年 栃木県の沼ッ原湿原を散策するご一家 陛下の手にはベビーキャリーが
<br />(c)朝日新聞社
2002年 栃木県の沼ッ原湿原を散策するご一家 陛下の手にはベビーキャリーが
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 東宮時代にご夫妻を近くで見た人物は、おふたりの様子をこう話していた。

「非常に仲がいい。お出かけのときなども後ろで聞いていると、雅子さまは皇太子さま(当時)に『ーーだよね』といったふうにリラックスした雰囲気で話していますよ」

 東宮時代は、公務や執務が終わる夕方あたりから1時間程度、おふたりで仲良くテニスをすることもあった。

 場所は、東宮御所内のテニスコートや、上皇ご夫妻や皇族方も利用していた東京ローンテニスクラブだ。

 普段もパンツスーツを愛用する雅子さまは、テニスの際も長いパンツ型のウエアだったようだ。

「足を出す短パンやスコートを着用なさったのは見たことがありません」(宮内庁職員)

 陛下のテニスはかなりの腕前だ。それだけに、サーブなどで失敗すると雅子さまが、「あーあ」といった表情をみせて明るい声で笑う。いつもこんな和やかな空気が流れていた。

 コロナ禍で皇室もオンライン公務が続き、国民とふれあう機会は減っている。こうした時代だからこそ、皇室の方々の明るい笑顔を人々は、楽しみにしている。

2002年オーストラリアタロンガ動物園でコアラを抱っこ。思わず笑みがこぼれる皇太子さまと雅子さま。ニュージーランド、オーストラリア訪問の旅
2002年オーストラリアタロンガ動物園でコアラを抱っこ。思わず笑みがこぼれる皇太子さまと雅子さま。ニュージーランド、オーストラリア訪問の旅

(AERAdot.編集部 永井貴子)