東宮時代にご夫妻を近くで見た人物は、おふたりの様子をこう話していた。
「非常に仲がいい。お出かけのときなども後ろで聞いていると、雅子さまは皇太子さま(当時)に『ーーだよね』といったふうにリラックスした雰囲気で話していますよ」
東宮時代は、公務や執務が終わる夕方あたりから1時間程度、おふたりで仲良くテニスをすることもあった。
場所は、東宮御所内のテニスコートや、上皇ご夫妻や皇族方も利用していた東京ローンテニスクラブだ。
普段もパンツスーツを愛用する雅子さまは、テニスの際も長いパンツ型のウエアだったようだ。
「足を出す短パンやスコートを着用なさったのは見たことがありません」(宮内庁職員)
陛下のテニスはかなりの腕前だ。それだけに、サーブなどで失敗すると雅子さまが、「あーあ」といった表情をみせて明るい声で笑う。いつもこんな和やかな空気が流れていた。
コロナ禍で皇室もオンライン公務が続き、国民とふれあう機会は減っている。こうした時代だからこそ、皇室の方々の明るい笑顔を人々は、楽しみにしている。
(AERAdot.編集部 永井貴子)