赤羽国交相は「緊急事態宣言をうけまして全館臨時休館」と貼り紙のある
<br />中野区の「キリンレモンスホーツセンター」に入館した(撮影=上田耕司)</p>

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赤羽国交相は「緊急事態宣言をうけまして全館臨時休館」と貼り紙のある
中野区の「キリンレモンスホーツセンター」に入館した(撮影=上田耕司)

 視察を終えた赤羽大臣を中野区で直撃した。

──きょうの「視察」の目的を教えて下さい。

「連絡してからにしてください」

──視察は都議選の応援みたいに見えます。

「いや、関係ないです」

 こう言って車に乗り込んだ。車の中で大臣の隣に座った男性は「きょうは連続立体交差事業を見に行きます」と言うと、赤羽国交相もうなずいていた。改めて国交省の大臣官房に取材を申し込むと、こう回答があった。

「今回の視察は、国土交通省が今国会に提出し、成立した『地域治水関連法案』及び『踏切道改良促進法案』に関し、実態、課題等を確認するために行った公務視察です。 具体的には、24日は、隅田川・荒川の流域治水対策の進捗状況等の確認のため、26日は、西武新宿線連続立体交差事業(沼袋駅)及び中野駅周辺のまちづくりの進捗状況の確認のため、視察いたしました。都道府県を跨ぐ移動を避け、船中を含め全ての場面で密を回避するなど、新型コロナウィルス感染症防止に最大限配慮して行ったところです。 なお、中野区キリンレモンスポーツセンターについては、中野区側が事業説明の場所として用意されたものであり、当該施設の視察を目的としてものではありません」

(AERAdot.編集部 上田耕司)

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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