初めてつくった写真集。「数年後、数十年後に見てほしい」
4月から始まる作品は「だんだん街に人が出てきた」、8月で終わる。
「そのころになると、人がだいぶ増えて、風景がふだんとあまり変わらなくなってきたんですよ」
これまで時津さんはさまざまな作品を写真展で発表してきたが、今回初めて写真集もつくった。
「自分で言うのも変ですけど、もうちょっと時間がたった後で、またこの作品を見てほしい。だから、写真集にまとめたんです。まだオンゴーイングなテーマなので、それほどの感慨はないと思うんですけれど、たぶん数年後、数十年後に意味を持つ。いまとは違う風景に見えるんじゃないかな、と思っているんです」
(文・アサヒカメラ 米倉昭仁)
【MEMO】時津剛写真展「東京自粛 SELF-RESTRAINT,TOKYO」
東京・新宿のPlace Mで11月30日~12月6日開催。
同名の写真集も発売。11月28日に出版記念として北原徹さん(編集者&アートディレクター)と対談する。場所は東京都台東区の書店「Readin’ Writin’ BOOKSTORE」。オンライン配信もある。詳しくは下記で。
https://readinwritin201128.peatix.com/?fbclid=IwAR3kQj8gM7izT3IR4MaBxQXpdKkQCOuU0fho3-XPFYtbGsJPf5gLqDiBDHM