作家・画家の大宮エリーさんの連載「東大ふたり同窓会」。東大卒を隠して生きてきたという大宮さんが、同窓生と語り合い、東大ってなんぼのもんかと考えます。4人目のゲストは3度の宇宙飛行を経験した野口聡一さんです。
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野口:もう始めちゃっていいのかな。大宮エリーのオールナイトニッポン、始まりました(笑)。
大宮:いやいや違いますから(笑)。前に野口さんのラジオに、私、出していただきまして。
野口:ですよね。その時は大宮さんが東大出身だって意識してなかった。
大宮:私もそうなんです。それで、今回東大出身者のリストを見ていたら、野口さんもそうだって知って。
野口:あのときから「東大ふたり同窓会」でしたね。あ、この連載、東大からお金もらってるんですか(笑)。
大宮:もらってないです(笑)。
野口:香川照之さんとか実は僕、ほぼほぼ同期です。
大宮:えー、華やか! それにしても宇宙に3回も行く方って、なかなかいないですよね。
野口:いやアメリカとかロシア、結構いますし、若田(光一)さんも星出(彰彦)さんも。
大宮:ラジオ番組をする飛行士は?
野口:ちょっといないですね(笑)。
大宮:しかもニッポン放送だから。音楽をかけて……って感じじゃない。おしゃべり中心ですよね。
野口:もっと俺に曲選ばせろって毎回思うんだけど(笑)。
大宮:えっ、例えばどういうのを?
野口:宇宙で聞きたい曲セレクション。サッチモの「What A Wonderful World (この素晴らしき世界)」とか、となりのトトロの「さんぽ」とか。
大宮:いいですね~。ナイス選曲。
野口さんはどうして東大に?
野口:宇宙をやるんだったらどの学校かなって探して東大だ、と。実は現役のときは京都大学の航空工学科に落ちて。浪人の間にいろいろ調べて、相模原にある宇宙科学研究所が当時は駒場にあって、東大はそこと連携してて。
大宮:東大から宇宙飛行士って珍しくはないです?
野口:いや、今、日本人の宇宙飛行士では、東大出身が半数近くを占めてます。土井隆雄さん、山崎直子さん、大西卓哉さん、それと僕の4人が東大航空宇宙工学科出身。
大宮:いくつぐらいのときに宇宙関係の仕事をしたいと。