──恋人役を演じるなら、グループのメンバーで誰が一番自然でしょう?
誰とでもしっくりくるんじゃないですか?(笑)もし役でやるってなったら、全員想像つきますけどね。まあでもリチャ(草間リチャード敬太)が一番やりやすいのかな。昔からしょっちゅうごはん行って、いろんな話をしてきたのがリチャなんで。
──坂本さんといえばミュージカル界の大御所。何か教わったことは?
坂本くんはミュージカルスターなんで、立ち振る舞いとか歌い方とか細かいことを聞くには恐れ多くて。「ああ、そういうふうにしてここのところ抑揚つけて歌うんや」とか、勝手に学ばせてもらった感じですね。
坂本くんのほうからは、アドバイスというよりも「こういうベクトルの感情の出し方もやってみたらいいんじゃない?」っていうような提案をしていただきました。
──20歳のとき、ジャニーズをやめようと思ったことがあるとか。今、「努力が報われた」と受け止めていますか?
いやいやいやいやいや。まだ全然満足してないので、報われたとか思ったこと一度もないかも。でも、やめんでよかったなとは思います。あのときは仕事がなくて、不安っていうより、もういいなってなったんですよ。もうほかの仕事しようって。
マネジャーさんにもやめるつもりって言ってたんですけど、あるときダンスレッスンを受けるように言われて。なんで受けなあかんの?と思いながら行ったら、それが(中山)優馬くん(本号の表紙に登場)のライブのバックを決めるオーディションだったんです。そのメンバーに選ばれたことが、続けるきっかけになりました。
アイドルとして生きていこうって決めたのは、Aぇ!(2019年に結成)になってからですね。まだ先は見えてないし、これからどうなるかわからない。僕ら10代でもないしいい大人やから、メンバーも各々考えてると思います。お互いそんなことはいちいち言わないです。でも、隣で一緒に頑張ってる人がいるって、無意識に救われるんじゃないですかね。