「ウェルカムサー!」
コンシェルジュに迎えられ車内へ。そこには、通路を隔て、1+1のゴージャスな革張りシートが20脚並んでいた。ちなみに、1両当たりの座席数は、2等車40席、1等車30席、エクセレンスクラス20席である。
発車と同時に、シャンパンがふるまわれ、アペタイザーがサーブされる。酒類に関しては、ワイン、ブランデー、ウイスキー、ウォッカなどはもちろん、日本酒「真澄」まで用意されている。もちろん、オールフリーだ。さらに食事は、前菜からデザートまで、セブンスプレート(7皿)のフルコースサービス。こうなると、なかなか席を立ちにくく、せっかくのデッキのドア窓を開けての写真撮影も思う存分とはいかなかった。なお、将来的には、エクセレンスクラスに限らず、全クラスのドア窓が開くようになるとのこと。
写真家には朗報エクスプレス!である。
写真・文=櫻井寛
※『アサヒカメラ』2019年11月号から抜粋