デッキのドア窓を開けて走行中の氷河特急を撮影する。これまでの氷河特急の窓は開かなかっただけに新たなアングルからの撮影が可能となった。先頭に立つのはMGB(マッターホルン・ゴッタルド鉄道)のアプト式電気機関車。編成中央の赤い車両はキッチンカー。今まさに渡るのはフルカ峠のふもとのロイス川に架かるレヒレレン高架橋。ホスペンタール─レアルプ間■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・12~100ミリ F4・絞りf8・ISO800・AE・マイナス0.7補正・JPEGスーパーファイン(撮影/櫻井寛)
エクセレンスクラスの車端にあるグレッシャー・バー。列車の中とは思えないゴージャスでシックな空間である。天井にはプラネタリウムにも似た羅針盤があり、マッターホルンやヴァイスホルン、リスカム、ドームなど、氷河特急の沿線の名峰が描かれている。名酒の棚には信州の清酒「真澄」も■オリンパスOM-D E-M1 MarkII・7~14ミリF2.8・絞りf5・ISO6400・AE・+0.7補正・JPEGスーパーファイン(撮影/櫻井寛)
洗面所の壁面を飾るのはマッターホルンのイラスト。実物のマッターホルンは、サンモリッツから乗車した場合、終着駅のツェルマット到着直前に頭上に眺めることができる。ただし、お天気と運次第だが(撮影/櫻井寛)