■虹色に華やぐ お散歩のお供に連れて行きたいプチバッグ
今回のプティ・タ・プティのテキスタイル/title:フルール・アン・シエル「虹花」。
「虹花(にじはな)」は、雷雨のあと雲間から差す細い七色の光が野花へと映り、一瞬虹花のように見えたさまを表しています。水彩で淡く滲ませながら着色した和紙や、京都の文具店で見つけた古い紙を使用したコラージュ作品がデザインの元となっています。薄手で柔らかな生地のプチバッグは、内側と持ち手にレモンイエローの生地を合わせ、ぱっと華やいだ雰囲気に仕上げています。お散歩のお供やバッグインバッグとしても、ちょうどいいサイズ感。そばにあるだけで、気分が弾み、元気になりそうです。
■自然が織り成す紅葉の美しさ ピクニックシーンにも彩りを
今回訪れた「京都府立植物園」は、豊富な催しやガイドも面白いことで知られています。「名誉園長さんときまぐれ散歩」や技術職員による「ミニミニガイド」など申し込み不要で気軽に参加出来るものもあり、知れば知るほど面白い植物の生態に、どんどん夢中になってしまいます。
今年初めて開かれる「世界の紅葉ライトアップ」は、11月15日(金)から12月1日(日)まで(日没から午後8時)。この期間に訪れ、自然が織り成す紅葉の美しさをぜひ堪能したいですね。これから約1カ月間、深まる秋に向けて京都全体が色付く時期。落ち葉や木の実をテーブルに並べ、ピクニックシーンにも彩りを添えて楽しんでみてはいかがですか?
(撮影/竹下さより、編集協力/江下祥子)
ナカムラユキ
京都市在住。イラストレーター、テキスタイルデザイナー。著書に『京都さくら探訪』(文藝春秋)『京都レトロ散歩』(PHP)他多数