■フレッシュなフルーツがぎっしりと詰まったフルーツサンド
実は、京都の隠れ名物とも言える「フルーツサンド」。京都の果物店や喫茶店、あらゆるフルーツサンドの食べ比べをして、日々楽しんでいます。数ある中でも、子供の頃から親しみ深いのは、平野神社の西側にある1974(昭和49)年創業の老舗フルーツパーラー「クリケット」です。きめの細かいサンドイッチ用のパンに、食べやすいサイズに刻まれた果物の甘酸っぱさと程よい甘さの生クリームがバランス良く口の中に広がり、とても幸せな気分にさせてくれます。フルーツは、季節によって変わりますが、マスクメロン、苺、マンゴー、パパイヤ、キーウィ、パイン、リンゴなど様々な食感と香りが楽しめるように工夫されています。テイクアウトのパックに、季節のフルーツが2種類付いているのも嬉しいですね。見た目も愛らしいフルーツサンドは、持ち寄りパーティーやピクニックにぴったりです。
■秋の味覚がぎっしりと 目にも美味しい羊羹
こんこんと湧き出る清らかな醒ヶ井水を材料のひとつとして、この地、四条醒ヶ井で、1803(享和3)年より和菓子を作り続けているのが老舗の京菓子司「亀屋良長」。味の格別さに加え、パッケージのデザイン、アイデアも素晴らしく、惹きつけられる存在です。
今の季節のお土産にも喜ばれる棹菓子「山の幸」は、秋の味覚が描かれたポップな掛け紙が印象的です。マカデミアナッツ入りの羊羹の上に、栗、柿、いちじく、クルミ、小豆、もみじにかたどられた赤い羊羹など、秋の味覚がぎっしりとのっています。斬新で目にも美味しく、しっとりと程よい甘さの羊羹に、ナッツの香ばしさが効いている新しい味の羊羹です。ポットに温かいお茶を入れて、「山の幸」をお供にピクニックも楽しいですね。