■華やぐ虹花のマイクロファイバークロス(メガネ拭き)
今回のプティ・タ・プティのテキスタイル/title:フルールアンシエル「虹花」。
「虹花(にじはな)」は、2019年夏に生まれた新柄です。雷雨のあと雲間から差す細い七色の光が野花へと映り、一瞬虹花のように見えたさまを表しています。水彩で淡く滲ませながら着色した和紙や、京都の文具店で見つけた古い紙を使用したコラージュ作品がデザインの元となっています。マイクロファイバークロスは吸水性にも優れており、メガネを拭いたり、スマホやタブレットの画面を拭いたりできるお役立ちアイテム。ちょっとしたお返しの品としてプチギフトにもぴったりな実用品です。
■重陽の節句を暮らしに取り入れ 風流な時間を楽しむ
五節句のひとつである「重陽の節句」を通じて、京の文化の奥深さや風流な楽しみ方を知ることが出来ましたね。「重陽の節句」に欠かすことが出来ない「菊」は薬効も豊富で、頭痛や目の病の改善に効く「菊枕」や血行促進に良い「菊湯」も古来よりあるそうです。菊を愛でつつ、初秋の味をゆったりと味わいながら健康長寿への道を歩みたいものですね。
(撮影/竹下さより、編集協力/江下祥子)
ナカムラユキ
京都市在住。イラストレーター、テキスタイルデザイナー。著書に『京都さくら探訪』(文藝春秋)『京都レトロ散歩』(PHP)他多数