●レジ袋のたたまない収納で 使わないのにためこむ状況から脱却!

 先述の通り、レジ袋が無駄にたまってしまう方はたくさんいらっしゃいます。たたむ作業が面倒になって、そのままためて収納のキャパシティーを超えてしまっても「いつかたたもうと思っている」「たためば小さくなる」と考えるので、レジ袋はただただ増えていってしまうのでしょう。

 そもそも、なぜレジ袋をたたむのかというと、「たくさん保管したい」からです。そこで、レジ袋の収納パターンを「キャパシティー」と「たたむか、たたまないか」で整理してみましょう。

(1)「収納キャパは現状維持」+「たたむ」
  →ストック量 ★★/管理が楽 ―
(2)「収納キャパを大きくする」+「たたむ」
  →ストック量 ★★★/管理が楽 ―
(3)「収納キャパを大きくする」+「たたまない」
  →ストック量 ★★/管理が楽 ★★★

(1)(2)はレジ袋をたたむのが苦もなくできる人におすすめの選択肢です。特に(2)は最初に述べた通り、ストック量こそ確保できるものの、使い切れずにホコリをかぶってしまうケースが多いことを考えると、果たしてそこまでする必要があるのか疑問です。

 この中でおすすめするとしたら(3)の方法です。キャパを少し大きくして、袋は軽く結ぶだけ。そして、どれだけレジ袋が増えても最初に決めた量以上は保存しないようにします。

 ところで、みなさんはもう1つ収納のパターンがあることにお気づきでしょうか。

(4)「収納キャパは現状維持」+「たたまない」
  →ストック量 ★★★/管理の楽さ★★★

 実は一番おすすめしたいのが、この方法です。といっても、もらったレジ袋を保存するのではありません。「100枚入りで販売している取っ手付きビニール袋」のお徳用パックをドラッグストア等で購入するのです。価格は100円程度。コンパクトに、より量をストックしたいならこの方法が最も効率が良いといえます。

「なんだ、それじゃあお金がかかるじゃん」と感じましたか?そういう方は「たたんで保管する」という行動にかかっている“見えないコスト”がこれまでどれだけご自身を追い詰めてきたか、想像してみてください。

 個人的には、レジ袋の有料化はこの“見えないコスト”から多くの人を解放する良い機会ではないかと思っています。

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衣類の“たたまない収納術”3つのパターン