≪猫ボラの一例≫
●譲渡ボランティア
行政や団体に登録し、担当した猫の適切な里親を探す。自分で保護した猫を他者に譲る行為も含まれる。譲渡会への参加のほか、知り合いに声をかけたり、商店街の掲示板で告知したりもする。
●ミルクボランティア
行政や団体に登録し、生後間もない子猫を預かり、2~5時間ごとにミルクを与え、排せつの世話をする。適切な飼育環境を備え、在宅時間が長いことが条件となる。
●捕獲ボランティア
主にTNRのための活動。捕獲器にえさを仕掛け、野良猫を誘導して捕まえる。自家用車が必要。
●運搬ボランティア
主にTNRのための活動。捕獲器に入った猫を動物病院や動物愛護センターなどへ運搬する。自家用車が必要。
●手術ボランティア
TNRの手術の際、獣医師の手助けとして、機材を用意したり、猫を運んだり、清掃をしたりといった雑用をこなす。
●シェルター運営ボランティア
行政や保護団体で運営するシェルターで、保護猫の世話や施設の清掃などを手伝う。
●バゲージボランティア
離島など地方の保護猫を航空機で都市圏に運ぶ。旅行などの際、NPOの依頼を受け、「自分の貨物」として飛行機に乗せ、行先の空港で待機しているNPOのメンバーや譲渡先の飼い主に手渡す。
●一時預かりボランティア
保護猫を自宅で預かる。新たな飼い主が見つかるまで預かるのが一般的。災害時に避難所で受け入れ困難な場合にも需要がある。
(佐藤修史)
※関連記事>>赤ちゃん兄弟猫に悪戦苦闘! 「やる気ない病」と「猫アレルギー」を超えて【50代無職男のミルボラ初体験記(上)】はコチラ
※週刊朝日 2022年12月23日号の記事に加筆