【キヤノン】
【キヤノン】EOS Rが人気で行列ができるほどに。一部で注目を集めていたのが、自動で撮像素子を清掃する機械。すでに国内外のサポート拠点で稼働しており、さらに設置を進めているそうだ。カメラをセットすると機械が機種を判別、USB端子からスルー画像を出し、画像認識。空気でごみを飛ばす、溶剤でのふき取りの順に行われる(写真/猪狩友則)
【キヤノン】EOS Rが人気で行列ができるほどに。一部で注目を集めていたのが、自動で撮像素子を清掃する機械。すでに国内外のサポート拠点で稼働しており、さらに設置を進めているそうだ。カメラをセットすると機械が機種を判別、USB端子からスルー画像を出し、画像認識。空気でごみを飛ばす、溶剤でのふき取りの順に行われる(写真/猪狩友則)

イメージコミュニケーション事業本部ICB光学事業部副事業部長
早川慎吾さん
 EOS Rでは快速・快適・高画質というEOSの基本コンセプトを更に優れたものに高めることを目指しています。これまでに撮れなかったものを撮れるようなカメラ、それは撮影領域の拡大であり、その理想に近づけるのが今回のシステムです。実際EOS Rの開発の際、今回発表している以外にも数多くのレンズについて設計検討を行って最適なシステム仕様を決定しています。今回発表した50ミリF1.2や28~70ミリF2のようなレンズは、一眼レフのEOSでも実現できますが、非常に大きくなってしまいます。新マウントの特徴を生かした製品を最初に出しました。今後も満足してもらえるシステムとして、レンズを拡充していきます。一方、既存のEOSやEOS Mもそれぞれのよさがあり、もちろん継続していきます。

【ニコン】

【ニコン】ブース全体が新製品のZ7推し。ブースの端にはひっそりと、開発が発表されているZマウントの14-30mm f/4と58mm f/0.95 S Noctが展示されていた(写真/猪狩友則)
【ニコン】ブース全体が新製品のZ7推し。ブースの端にはひっそりと、開発が発表されているZマウントの14-30mm f/4と58mm f/0.95 S Noctが展示されていた(写真/猪狩友則)

執行役員 映像事業部開発統括部長
池上博敬さん
理事 映像事業部 マーケティング統括部長
土田貴実さん
映像事業部 マーケティング統括部 UX企画部商品企画三課長
石上裕行さん
 久しぶりの新しいマウントですし、会社としての大きなイベントと考えています。きちんとパフォーマンスを発揮できるか、研究・検討し相応の時間をかけて開発してきました。マウントの大きさや、フランジバックについてはF0.95のレンズを実現できるようにしました。また既存のレンズの資産を生かせることも考慮しました。発表したレンズは、今までにない光学性能を持っています。開発を発表した58mm f/0.95 S Noctも、世にあるF0.95レンズとは別ものの性能です。一眼レフは根強い人気がありますし光学ファインダーのよさやバッテリーの持ちなどメリットもあります。それぞれのよさを生かした製品を出していきます。

【ソニー】

【ソニー】フルサイズ機でトップシェアだけあって、体験コーナーが人気。αシリーズだけでなく、動画撮影用機材も展示。プロサービス専用の部屋も用意されていた。また発表会では「大口径高性能レンズに大きなマウントは必要か?」「ノーだ」という挑戦的な話のほか、瞳AFが動物にも対応予定だということが明かされた(写真/猪狩友則)
【ソニー】フルサイズ機でトップシェアだけあって、体験コーナーが人気。αシリーズだけでなく、動画撮影用機材も展示。プロサービス専用の部屋も用意されていた。また発表会では「大口径高性能レンズに大きなマウントは必要か?」「ノーだ」という挑戦的な話のほか、瞳AFが動物にも対応予定だということが明かされた(写真/猪狩友則)

ソニーヨーロッパ バイスプレジデント
青木陽介さん
 フルサイズのミラーレスが各社から発表されましたが、欧州でもソニーはレンズのラインアップの充実などでリードしていると評価していただいています。昨年発売したスピード、瞳AF、ブラックアウトフリー、サイレントシャッターなどで高い評価をいただいたα9の登場がプロを始めとするお客様の見る目が変わったターニングポイントでした。弊社は当初はミラーレスとしても後発でしたが、今では欧州全体でも国別でも、トップシェアに育っています。今回のフォトキナでは、動物に対応する瞳AFを進化の形のひとつとしてご覧いただいていますが、野生の動物を撮るフォトグラファーだけでなく、欧州ではペットが家族同然で非常に大事だと言う人がたくさんいらっしゃいますので、大好評です。


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オリンパス、富士フイルム、タムロン…