1919年3月4日、広島県物産陳列館(後の原爆ドーム)では第1次世界大戦でのドイツ人捕虜による展示即売会が開かれた。ドイツ人菓子職人のカール・ユーハイムがここでバウムクーヘンを日本で初めて出品したことから、この日が記念日。ユーハイムは戦争終結後も日本で菓子を作り続け、創業した「ユーハイム」(神戸市)は1世紀にわたりバウムクーヘンを作り続けている。
■稲川淳二さんが自ら「怪談の日」
【4月】1日の東スポの日は、独自の切り口でユニークな記事を発信する「東京スポーツ新聞」の発行元が決めた。1960年のこの日が創刊日で、エイプリルフールであることも「エンターテインメント紙」である同紙と親和性が高いという。納得。今年定めたばかりで、この日に何か特別な記事を出したり、キャンペーンをしたりは「現時点で考えていない」(広報担当者)。とはいえそこは東スポ。記念日にらしさ全開の「スクープ」を期待してます。
【5月】5と6で「コロ」と読める、というわけで6日がコロコロの日。巻き取り式の粘着カーペットクリーナーを掃除したい場所で転がし、ほこりやごみがすいすい取れる掃除用品を思い出す方も多いだろう。開発元のニトムズ(東京都品川区)が商標出願から25年の節目に記念日に定めた。
使われるうちに「コロコロするもの」と呼ばれるようになったことから、発売2年後に製品名を「コロコロ」に改名、商標出願もしたという。
【6月】8日は「ステハジ」の日。「ステハジ」とは“使い捨ては恥ずかしい”と“サステナブル、始めよう”の両方にかかる造語だ。“健康と環境”をテーマに浄水器などを開発・販売するOSGコーポレーション(大阪市)が、使い捨てから生じる社会問題を解決しようと呼びかける。修理して長く使う「修活」を提唱する本誌としては、ぜひ紹介したい。
12日は恋と革命のインドカリーの日。「恋と革命の」が付くのは、メニュー誕生秘話から。中村屋(東京都新宿区)の創業者・相馬愛蔵氏はインド独立運動の活動家、ラス・ビハリ・ボース氏を官憲の手からかくまった。そのボース氏を支えたのが愛蔵の娘で、2人は結婚。ボース氏の発案でカリーが中村屋のメニューに加わり、大人気に。