
日ハムのファームで制球力が改善した細野
金子コーチの指導で成長した細野は大卒2年目の今季、6試合に先発登板して3勝1敗、防御率1.51をマークしている。1軍の打者は際どいボール球をきっちり見逃すため、四球で走者を出すケースが多いが、決定打を許さずきっちり試合を作る投球内容が成長を物語る。
アマチュア時代から細野を取材するスポーツライターは、日本ハム入団後の成長ぶりに驚いたという。
「東洋大の4年時にアマチュア球界の左腕最速を更新する最速158キロを計測しましたが、制球難が課題でした。打者が手も足も出ない投球をする時があれば、制球に苦しんで短いイニングで降板することがあって、プロのスカウトの評価が分かれました。日本ハムにドラフト1位で入団した際も『1軍の先発で一本立ちするには少し時間が掛かる』という見方が多かったですが、ファームの投球を見ると制球力が大幅に改善されていた。金子コーチの指導がなかったら成長のスピードが違っていたでしょう。1軍でも頭角を現していますし、日本ハムに入団してよかったと思います」
今後も金子コーチの指導を受け、1軍のマウンドで躍動する投手たちが誕生してきそうだ。
(ライター・今川秀悟)
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