ジュリーのシングル盤のジャケット写真。どれもストーリー性がありカッコいい! 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋
ジュリーのシングル盤のジャケット写真。どれもストーリー性がありカッコいい! 撮影/写真映像部・高野楓菜 協力/歌謡曲BAR スポットライト 新橋

「軽快なリズムと歌詞(意味がよく分からないところもいいです) を、ずっと聴いていました」(60代・女性)

「曲の軽快なリズムと、ちょっとふざけた歌詞の調和には、言葉に出来ない魅力があり、大好きです」(50代・男性)

「“言いたいことはヤシの実の中”と歌いながら動くジュリーがめちゃくちゃカッコよいです。このリズムがクセになります。何回かコンサートで聞いて見て大好きです」(70代・女性)

 曲そのものの魅力だけでなく、紅白歌合戦での伝説のパフォーマンスも多くのファンの記憶に刻まれている。この曲で、沢田研二は83年「第34回NHK紅白歌合戦」に出場し、ライトを埋め込んだ軍服風衣装で圧倒的なパフォーマンスを披露。総合司会のタモリが「歌う日露戦争」と表現したことは紅白史に刻まれている。

「紅白の演出が度肝! ライトを埋め込んだ火事寸前の変態二等兵衣装がカッコ良すぎる! あんな斬新な歌謡曲、後にも先にもあれしかない!」(50代・女性)

「紅白での、高出力の投光器を組み込んだ衣装でのパフォーマンスに度肝をぬかれ、思わず正座して見入ってしまった。後年、ライブで聴きましたがやっぱり好きだわ」(60代・女性)

 さらに、この曲の素晴らしいところは、「今、現在聴いてもとてもおしゃれな曲だ」(男性・50代)「今聴いても先進的でカッコ良い」(50代・女性)という声があるところだ。

「発売された当時はこれまでとあまりに違ったリズムや曲調に戸惑ったけれど、時を超えて聴くと、時代のうんと先を行っていた曲なんだということがわかりました」(60代・女性)

9位 “おまえにチェックイン”

 10位と4票差で第9位になったのは「“おまえにチェックイン”」。弾けるようなポップなメロディのせいなのか、リアルタイムで知らない若い世代からの支持の声が多くあった。

「80年代ジュリーのシングルの中では、明るいポップチューンで、6、7年前に初めて聴いて好きになりました」(30代・男性)

「インディアン風の衣装もカッコいい! あんなにずっと跳ねて踊って歌ってるのに歌唱が乱れないところもまた良い! 楽しそうに歌っていて可愛い!」(30代・女性)

「どの曲も良いけれど、この曲はいつ聴いても、一番好きだなぁと思います」(20代・男性)

「“おまえにチェックイン”」が、人生の様々な場面で思い出の一部とともに大切な一曲としているファンも多い。

「大学の友人数名で鵜原に海水浴に行った時、みんな、ノリノリで歌っていた。青春だったな」(60代・男性)

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