
女優のメリル・ストリープやケイト・ウィンスレットとともにカメラに収まった(photo アフロ)
チャールズ国王が「2人は悲劇的な存在だ」
ちなみに、英王室は、ヘンリー王子とメーガンさんの言動について沈黙を貫く方針を続けているが、今回の動画については、チャールズ国王(76)は「2人は悲劇的な存在だ」と漏らしたそうだ。特にヘンリー王子が妻をたしなめるどころか、率先して腰をゆすって踊ったことに深い悲しみを感じたと伝えられた。
そんな父の気持ちを知らないのか、ヘンリー王子はイギリスでの警護を求めた裁判の控訴院で敗訴したことにいまだに悔しさをにじませているそうだ。さらに「敗訴すると誰かが注意してくれれば、裁判などやらなかったのに」と繰り返して、顰蹙(ひんしゅく)をかっている。英王室関係者は「ヘンリーは子どもの時から自分の行動に責任を取らないで、いつもだれかのせいにしてきた」と批判している。
ヘンリー王子が、さらに不快に思っているのは、自分と疎遠になったデヴィッド・ベッカム氏(50)にチャールズ国王からナイトの称号が与えられ、それにより「サー」と名乗ることが許されたことだ。妻のビクトリアさん(51)も同時に「レディ」の称号が与えられ、「レディ・ベッカム」と名乗ることができる。

ベッカム氏は結婚式にも出席しているが…
ベッカム氏はサッカー選手として活躍し、引退後はスポ―ツ関係の大使などを務め王室への寄付なども続けてきた。イギリス国内での人気は衰えることなく、ウィリアム皇太子(42)とヘンリー王子それぞれの結婚式に招待されている。22年のエリザベス女王の葬儀では、特別扱いを断り、12時間以上立って列に並び、女王の棺に深く頭を下げた姿が話題になった。現在は、長男ブルックリン夫妻との仲がこじれているが、名誉あるナイトの称号を手にしたことをきっかけに親子の関係が修復されるよう願う人は多い。だが、ヘンリー王子だけは、この対応に憤慨。国王が自分に嫌がらせをしていると怒りが収まらないという。
一方、メーガンさんは、抜本的な事業転換を計画。ホスピタリティ業界への転身を検討しているという。自分の「アズ・エバー」ブランドにホテルとレストランを追加する計画を立てており、「アズ・エバー」を「ホスピタリティサービス」として商標登録する予定だ。ホテルでは「アズ・エバー」の製品を提供し、「ウィズ・ラブ、メーガン」で披露したメーガンさん自身の創作料理が供される。一般の反応は「また期待通り失敗するだろう」と冷ややかだが、本人は意欲満々であるそうだ。
(ジャーナリスト・多賀幹子)
こちらの記事もおすすめ メーガンさんがベッカムの息子夫妻を巻き込み、批判の渦中に ヘンリー王子の「王室と和解したい」は実現するのか