2019年2月25日、モロッコを訪問したヘンリー王子とメーガンさん。このとき、メーガンさんは第一子のアーチ―王子を妊娠中だった(photo ロイター/アフロ)
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メーガンさんと「ベイビーママ・ダンス」

 メーガンさん(43)は先日、自身のSNSに第2子のリリベット王女(4)の出産直前に、アメリカ・カリフォルニア州の病院内と思われる分娩室でダンスをする動画を公開した。動画には、出産予定日を過ぎても産まれる気配がないために陣痛を促そうと、メーガンさんが「ベイビーママ・ダンス」に合わせて腰を大きく回したり、足を左右に広げて深くしゃがんだりしている様子が映っている。また、ヘンリー王子(40)もメーガンさんにあわせて腰を振りながら画面を横切ったりする。

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 ヘンリー王子が2023年に出版した暴露本『スペア』には、リリベット王女の出産時に関して、「そこには愛と喜びしかなかった」という記述がある。長男のアーチー王子(6)の出産時はまだ英王室にいたので、大きなストレスがかかった。それに比べ、離脱後の出産はダンスができるくらい自由で楽しかったと打ち明けているのだ。2人の子どもの出産時の比較をしながら、英王室を批判し、アメリカでの方がずっと良いと強調しているのだ。

「下品極まりない」と批判殺到

 ヘンリー王子がアメリカでの出産の素晴らしさを訴えても、今回の動画には批判が殺到した。メーガンさんは出産前なのにまだ病院服には着替えておらず、身に着けている黒いワンピースは後ろ開きだ。一般的に出産時には、前が開く服装の方が望ましいとされていることを知らなかったのだろうか。

 また、出産前のおなかは固く張るものだが、メーガンさんが飛び跳ねるにつれておなかはゆるく形を変えて動く。またしても「妊娠・出産は本当か」との疑惑まで起きてしまった。

「見ていて恥ずかしい」「下品極まりない。一日も早く称号をはく奪してほしい」「夫婦のプライバシーを動画に収め、4年経っても忘れずに引っ張り出してきて、今、世界に公開する感覚が正気とは思えない」「2人には、人々の関心を集めるものがもう何も残っていないのだろう」などの声がわき起こった。

 ただ、これは圧倒的にイギリスからの反応で、アメリカからは批判の声はあるものの、「2人に親近感を持った」という声もあがった。特に若い世代が、ヘンリー王子夫妻との距離が縮まったと明かしたりしている。それを受けてメーガンさんは今回の試みを「成功」と評価したそうだ。

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