歯車が噛み合えば物事は好転し始める。連敗を止めた次の登板となった5月7日のソフトバンク戦(ベルーナD)でも勝ち星を挙げるなど、上位進出を目論む西武のキーマンになりつつある。
「石川と西野は結果に恵まれていないが、流れは必ず変わる。2人が勝ち星を上げていけばチーム全体も上向きになる。出遅れているチームの救世主になって巻き返してもらいたい」(ロッテOB)
「ロッテの課題は攻撃」という意見が強く、交流戦を前にサブロー・二軍監督兼統括打撃コーチが一軍ヘッドコーチへ配置転換された。得点力を高めるための措置だろうが、逆に言えば投手がゼロに抑えれば負けることはない。
投打のバランスが噛み合うまでは時間もかかるかもしれない。積み重なった借金の返済は大変だが、我慢しながら1つずつ勝っていくしかない。そのためにもロッテ移籍後初勝利を挙げた石川、二軍調整中の西野の存在は欠かせない。実力者2人の今後の投球に大きな期待をしたいところだ。
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