メッシュでルーズソックスの「ヤンキー役」も
エンターテイメントジャーナリストの中村裕一氏は、原の魅力についてこう分析する。
「『あんぱん』では三女役ということで、どうしても今田さん、河合(優実)さんの影に隠れてしまいがちですが、彼女もかなり高い演技力の持ち主であることは間違いありません。嵩の親友の健太郎に淡い恋心を抱くエピソードでは、実に初々しい演技を披露し、時代背景的に戦争の暗くて重い影が少しずつ近づいてくるなか、一服の清涼剤的な役割を十分に果たしてくれました。22年の間宮祥太朗主演のドラマ『ナンバMG5』では筋金入りのヤンキー一家の末っ子役を演じました。メッシュ入りのロングヘアーでルーズソックスを履きこなし、改造自転車を乗り回すなど、メイコとは全然違うキャラクターをいきいきと魅力的に演じていたのが印象に残っています。今はどんな役でも果敢にチャレンジできる段階。どんどん役の幅を広げ、民放ゴールデンタイムの連ドラ主演、大河ドラマの主要キャストなどを経て、将来的にヒロインとして朝ドラに帰ってくる可能性も大いにあるでしょう」
メイコの恋の行方とともに、原自身の今後の進化も気になるところだ。
(高梨歩)
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