
- 名古屋鉄道株式会社
名古屋鉄道は、「名古屋駅地区再開発計画」と併せて実施する「名鉄名古屋駅再整備計画」について、計画概要を決定しましたのでお知らせします。
概要は下記のとおりです。
1.名鉄名古屋駅再整備計画について当社最大のターミナル駅である名鉄名古屋駅については、施設の老朽化が進んでいることに加え、ホームやコンコースが狭隘であること、 段差が多い構造であること、改札口が多数分散していることや同一ホームに複数方面の列車が発着するため利用者にとってわかりにくいこと等、多くの課題を抱えています。
リニア中央新幹線開業と、これを契機に名古屋市などが進めるスーパーターミナル化を千載一遇の機会と捉え、4線化をはじめとする再整備を行い、鉄道ネットワークの機能を強化し、公共交通分担率の向上を目指すとともに、中部国際空港アクセスを担う唯一の鉄道事業者として「空港アクセス強化」およびリニア開業効果を広域的に波及させる「地域交通拠点の形成」等の社会的要請にも対応します。
2.整備内容について案内設備・駅務機器・内装等に最新技術を取り入れ、国際レベルのターミナル駅としての機能・装いを備える形で再整備することで、当社最大のターミナル駅としてふさわしいデザイン性に優れた先進的な駅を目指します。
再整備については、鉄道運行を継続しながら工事を行うため、段階的に整備を進めます。
【施工ステップ】
〇現況
〇1期リニューアル(2線)
開発事業1期工事にて現在の鉄道施設(駅施設・線路等)の範囲外で構築する再開発ビルの地下空間に、新たに2線を敷設し、駅機能を移設・拡張する。
〇2期リニューアル(4線)
開発事業2期工事にて現在の鉄道施設(駅施設・線路等)を撤去して構築する再開発ビルの地下空間に、2線を追加敷設し、4線化と駅のさらなる拡張を実現する。
(1)1期リニューアル(2線)老朽化した鉄道施設の更新に加え、昇降施設の増設等による段差の改善、案内設備などの刷新による空港利用者などの利便性向上、ホームやコンコースの拡張による大規模災害発生時の対応力向上・ゆとりをもった駅空間の整備等を図ります。
【駅概要図】
(2)2期リニューアル(4線)4線化をはじめとして、空港アクセスのわかりやすさと利便性向上に資する「空港アクセスホーム」の設置、ホームドアの設置、複数の旅客動線のバリアフリー化、ホームやコンコースを1期リニューアル時よりさらに拡張することによる、さらにゆとりをもった駅空間の整備などを図ります。
【駅概要図】
3.投資額約3,200億円
4.スケジュール(予定)