遠くなった海外旅行…でも、行きたいところは?(写真はイメージ=GettyImages)
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 円安や物価高で、以前のように気軽に行きにくくなった海外旅行。「いつかまた…」と考えている方も少なくないと思います。AERA編集部の実施した読者アンケートでは、コロナ禍以降に海外に出かけたことがある方は3割強。約半数がコロナ禍以降、「行っていない」と回答しました。そんななか、最も行きたいアジア圏の旅行先としては、「台湾」がトップとなりました。

【ランキング】読者が「行きたい」と思っているアジアの旅行先は?

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 今回の読者アンケートのテーマは「海外旅行」。インターネット上で5月7日から14日まで実施し、回答者は356人でした。

 まずはコロナ禍以降、海外旅行に「行った」という方は34.6%。コロナ禍前に海外へ行ったことがないという方をのぞき、コロナ禍が明けてからも「行っていない」が53.4%を占めました。

 なお、回答者のうち、これまでに海外旅行をしたことがない方は約1割。行ったことがある国数をたずねると、最も多かったのが「6~10カ国」の23.6%。「11~20カ国」(14.3%)と続きました。6カ国以上の国々に行った方を合計すると、回答者の50.8%を占めました。
 

海外旅行の楽しみは

 海外旅行をしたい理由としては「違う国の歴史、文化を感じたい」が最多の73.1%。「観光名所に行きたい」が52.1%、「違う国の料理を味わいたい」が48.2%など。

 海外で旅をするには食事の良し悪しが重要になってきますが、「食事がおいしい国」として最も多く名前が挙がった国はイタリア。そして、ほぼ同数で台湾でした。

 イタリアを挙げた60代の女性は「ボンゴレ 塩コショウのシンプルな味だけど、ここで美味しさを知った」。台湾を挙げた方の多くは、屋台の食べ歩きや飲茶などが印象深かったようです。
 

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