第9位 「チェリーブラッサム」

第9位にはファンから根強い人気の「チェリーブラッサム」がランクイン。アンケートに回答した10代、20代からも票を獲得しており、当時の松田聖子を知らない世代にすでに届いている名曲だ。
「好きとか愛してるとかそういうただストレートな曲ではなく、未来に向けてあなたと歩みたいというスケールの大きさが素晴らしい」(50代、男性)
「当時の松田聖子さんの全てが集約されてるイメージがあるので」(50代、男性)
「新しいスタート、今聞いてもいつも新しい自分に変われる様な気分になれる」(50代、男性)
ファンのおすすめの言葉にあるように、“いま”聞いても“いつも”フレッシュな気分になれる曲は、若い世代にもきっと響くことだろう。
第8位 「蒼いフォトグラフ」
「蒼いフォトグラフ」は、もともとは15枚目のシングル「瞳はダイアモンド」のB面の曲だったが、再プレスされたレコード盤から両A面となった。ドラマ「青が散る」(TBS系)の主題歌だった。
「青春という感じがする。ドラマの主題歌だった」(50代、男性)という声が多く集まったように、新設大学のテニス部を舞台にした青春ドラマとリンクした、甘酸っぱい思い出でいっぱいだ。
「青春の淡い感情がよく出ていて、『青が散る』というドラマの主題歌でとして聞いた時、絶対に大学生のなろうと決意させてくれました。おかげで結構有名な大学まで進学することができたと思っています」(50代、男性)
第7位「瞳はダイアモンド」

松田聖子の初めての失恋ソングということでも有名な「瞳はダイアモンド」が第7位に。
「失恋を歌ったしっとりとした綺麗な曲調」(50代、男性)「歌詞が切ない。その情景が目に浮かびます」(50代、女性)といったコメントのように、失恋という世界観にどっぷりとひたれる歌詞、曲調、そして、松田聖子の歌唱が特徴的だ。
「当時は普通の事だと思っていたのですが、聖子さんまだ21歳くらいなのに、松本隆さんとユーミンさんの楽曲を歌いこなして……全然普通じゃない!! 凄い事だったんだとあとから気がつきました」(40代、男性)
「表現力の素晴らしさ、しゃくりあげる歌唱法。そのどれもが完璧」(50代、男性)
「歌い方, 松田聖子の良さ、独自性や音楽性の特徴などが、特に出ている」(50代、女性)
「失恋の曲でしたが、それでも前を向いていく強さが、ダイヤモンドが輝いているような歌詞・メロディーで表現されているところ」(50代、男性)
リリースは1983年。輝き続ける曲は、ずっと色褪せない宝石のようだ。