4月1日にデビュー45周年を迎えた松田聖子
この記事の写真をすべて見る

 今年の4月1日にデビューから45周年を迎えた松田聖子。数多くの楽曲のなかには「春」をテーマにした名曲がいくつもありますが、松田聖子の「春」の曲と言えば、みなさんはどれを思い浮かべるでしょうか。AERA編集部が読者アンケートを実施したところ、ファンが選んだ3曲がトップを激しく争う展開に。桜前線も北上中の春まっただ中の熱戦となった、「春の名曲」ランキングを発表します。

【写真】4度の不倫報道でも絶対に“干されない”女優がこちら

*   *   *

 1980年4月1日、45年前の桜のシーズンにデビューした松田聖子の曲のなかで、「春」をテーマにした曲について聞いた今回のアンケート。3月26日~4月2日にインターネット上で実施し、875人から回答がありました。

(以下に、アンケートに寄せられたコメントを紹介していますが、一部で内容を修正したり、読みやすいように改行を加えたりしています)

 まず、惜しくもトップ5に届かなかった曲を紹介します。

「少しずつ春」は、わずか2票差で6位に。「美しい声質とはち切れんばかりの声量で、初期の聖子ちゃんの隠れた名曲です。『チェリーブラッサム』のB面でも、ファンの中では有名」(60代、男性)という声が寄せられたように、“隠れた名曲”として高い支持が集まりました。

 デビューまもない頃の松田聖子の伸びやかな声は、まさに春を感じさせる名曲です。

「イントロからインパクトがあるドラム。そしてはち切れんばかりの聖子の歌声。皆が待ってた春をここまで感じる楽曲があるでしょうか!? まさに隠れた名曲なんです」(50代、男性)

「寒い冬から春の足音が近づいて来るのを、パワフルな聖子の歌声と曲が躍動している春の最高な曲だから」(50代、男性)
 

第5位 櫻の園

「少しずつ春」を僅差でかわした「櫻の園」は、春を「別れ」の季節と表現した名バラード。バックグラウンドも含めて、感慨深い一曲です。

「亡くなられた大村雅朗さんの作曲で、後から松本隆さんが、作詞された切なさが滲む名曲です。大村雅朗さん最後の作曲でもあり、レコーディング時に聖子さんが泣きながら歌入れをしたと言われている曲。ディナーショーでしか披露されておらず、いつかコンサートで聴きたい1曲です」(50代、女性)

 当時、松田聖子の編曲などを数多く担当していた大村雅朗氏が47歳で早逝し、「いつか歌ってもらえたら」と松本隆氏に託していた曲と言われています。

 そんなエピソードも含め、ファン自身の思い出とともに心に深く刻まれているようです。

「聖子さんにとって大切な方との別れを歌った曲。自分の大切な人との別れと重なり切なさが胸に込み上げます」(60代、男性)

 明るい「春」を表現した曲だけではない、こうした心にしみるバラードの名曲があるのも松田聖子の奥深さです。

次のページ 4位の曲にはファンのピュアな思い出も