第4位 Rock'n Rouge

「Rock'n Rouge」撮影/写真映像部・大野洋介 レコードジャケット/「歌謡曲BAR スポットライト 新橋」所蔵
「Rock'n Rouge」撮影/写真映像部・大野洋介 レコードジャケット/「歌謡曲BAR スポットライト 新橋」所蔵

 4位に入った「Rock'n Rouge」は、松田聖子自身が出演した化粧品メーカー「カネボウ化粧品」春のリップスティックのCMに提供された曲。イントロもサビも弾むような明るさのある、まさに春らしい曲。

「春の季節にふさわしいキラキラ、ワクワクする楽曲で、口紅のCMを見る度にキラキラ、ワクワクする恋がしたいなぁと心が弾んだ事を思い出します」(50代、女性)
 

 当時のピュアな思い出を明かしてくれたファン。

「彼女(今の妻)と車でバイトに行く途中の桜並木に盛り上がった土手が有りその手前からスピードを出して軽くジャンプするのが楽しくてその時カセットで流れていたのが『Rock'n Rouge』でした)(60代、男性)

 この曲を選んだ理由についてのコメントには、心弾む声が多かったのも特徴的。「サビの部分が流れるとピンク色が浮かんできて、また春がやってくる思い〜ドキドキしますね!!」(40代、女性)と、ワクワク、キラキラ、ドキドキがあふれた名曲。
 

第3位 「制服」

 激しいトップ争いを繰り広げていた3曲のなかのひとつ、3位になったのは1982年にリリースされた「赤いスイートピー」のB面という位置づけの「制服」。

 この曲を選んだ理由として、自身の卒業を思い出すという声が多く寄せられました。

「中学卒業の時で好きな人と違う高校で離れてしまうなーと思いながら聞いた曲でした」(50代、女性)

「卒業式の場面が映画のように浮かぶから」(50代、女性)

「私の高校の制服がセーラー服で、卒業式に聖子ちゃんの制服の“セーラー服着るのもそうね今日が最後なのね”が、ずーっと頭で流れてました」(50代、女性)

「コンサートで『制服』を歌う聖子さんが大好きなんです。曲を聴いていると青春時代を思い出し、私も60歳になった今でも聖子さんと共に過ごせてることに感謝の気持ちを感じてます」(60代、女性)
 

第2位 チェリーブラッサム

「チェリーブラッサム」 撮影/写真映像部・大野洋介 レコードジャケット/「歌謡曲BAR スポットライト 新橋」所蔵
「チェリーブラッサム」 撮影/写真映像部・大野洋介 レコードジャケット/「歌謡曲BAR スポットライト 新橋」所蔵

 第2位は、曲のタイトルから春そのものである「チェリーブラッサム」。「イントロがカッコいい! 可愛らしい印象の聖子ちゃんですが、この曲はロックぽくてカッコいい」(60代、女性)というように、曲の冒頭から引き込まれ、春のパワーをもらえる一曲です。

「何かが始まる春を感じる曲。力強く勢いのある前奏だけでも気持ちが上がります」(50代、男性)「前奏から、春がきた と感じる大好きな歌です」(50代、男性)

「ひらけていく未来に対する希望に溢れている、まさに春!といえる楽曲。気分も上がる最高のナンバーです!」(50代、女性)
 

 当時の松田聖子のファッションや仕草も真似していたというコメントも多く、新しい季節のパワーを松田聖子から受け取っていたようです。

「聖子ちゃんカットを必死にやって、自分も青春まっただ中でした」(50代、女性)

次のページ 1位はあの曲でした!