
アンナといるとチャレンジも
――眞弓さんが子育てで一番大事にしたことは?
眞弓:やっぱり「食」ですね。幼稚園から高校を卒業するまで、お弁当を十何年も一日も欠かさず、手作りし続けました。冷凍のものは一切使わず。
アンナ:そういうのは、やはり私も受け継ぐんですよね。 「ああ、自分が健康なのは母のおかげだ」って思えて。
眞弓:「嘘をつかない」「弱い者いじめしない」というのは、しっかり言ってきました。
アンナ:「悪口は言わない。必要ならば相手に直接伝える」と言われましたね。
――眞弓さんの芯の通ったところをアンナさんも引き継いでいるように感じます。アンナさんはどんなお子さんでしたか?
眞弓:めちゃくちゃかわいかった!(笑)。小さいときから「そんな気を使わなくていいのに……」というところがありました。お菓子があっても、「召し上がれ」って言われるまで、絶対手をつけないんです。「アンナちゃん、お食べなさい」って言われると、1つもらい、自分が食べる前に、そこにいる人に「食べる?」って聞く。気の使い方は、“持って生まれたもの”だと感じています。
――眞弓さんが、アンナさんのモデル事務所を開いたきっかけは?
眞弓:アンナが高校を卒業して半年ほど経ったときに、それまで所属していた事務所の契約を解除。 母親しか自分を守れないと思ったようで、「ママ、事務所つくって!」と、いきなり言ってきたんです。そこからずっと一緒にこの仕事をしてきて、途中でブランクが5年ぐらい。一昨年にアンナから「またママと仕事をやるから!」と言われ、「ええ!?」と戸惑いながらも、次の日からものすごく忙しくなったんです。そしたら、やはり楽しくて。すごくありがたかったです。
アンナと一緒にいると刺激になって、「金髪にしてみようかな」とかチャレンジもするようになりました。以前、アンナが金髪にしたときは、あんなに怒ったのに……(苦笑)。