もし払ってしまったら……。
「戻ってこないと考えたほうがいい。彼らは元手がかかっていないので、看板をたたみすぐ逃げてしまいます。騙されたと思ったら、まずは最寄りの弁護士会に『消費者事件に詳しい弁護士を紹介してほしい』と相談してください。有料ですが、それでも悪徳業者の請求額の何分の1かの支払いで適切なアドバイスと支払い拒絶の手続きをとってもらえます」（同）
人手が足りず、日々必死に働いている人がいる。人材を獲得しようとして騙されて経済的にも精神的にもダメージを食らう。そんなことは絶対に避けたいものだ。
「まっとうに生きて日々懸命に仕事をしている人を食い物にしちゃいかんよ」
前出の高木弁護士はこう締めた。
（編集部・大崎百紀）
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