特に教育費は底なしです。教育はコントロールが難しい出費ですが、あれもこれもやるのではなく、手取り収入をもとに教育にかけられる上限を決め、優先順位をつけて使うようにすることをお薦めします。

 老後の生活資金については、企業年金が充実している会社も多いので、会社員の人はぜひ、企業年金の有無や仕組みをきちんと確認してほしいと思います。会社が定年後のセミナーなどを開いている場合は積極的に参加しましょう。このようなイベントを活用していほしいと思います。意外と、自分の会社の制度を知らない人が多いのです。ファイナンシャルプランナーも相談に乗る際には必ず企業年金の有無や詳細を確認します。これが分からないときちんとしたプランニングができません。

 「世帯年収が高ければ自然と貯まるだろう」というのは間違いです。問題は収入にあった、バランスのとれた使い方をしているどうかなんです。

(聞き手・加藤裕則)

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