1人で会見に出席した清水賢治社長

 フジの企業文化にも問題があるとされた。第三者委はフジについて、「役職員からのハラスメントに寛容な企業体質」があると認定。中居氏のような「取引先からのハラスメントにも寛容なリスク状況を生み出した原因である」と指摘し、「全社的にハラスメント被害が蔓延していた」とした。

激動の日々は続く?

「私が出ていた情報番組の『おはようナイスデイ』や『とくダネ』には、他局からディレクターが転職してくることも多かった。『フジってどう?』って転職して来た人に聞くと、『すごく自由な感じで、明るい。みんなが楽しそうに仕事をしている』と、ほとんどの人が答えた。私はいい風に受け取っていたけど、それは逆に、何の縛りもなく、セクハラについてもユルユルという社風に繋がっていたのかな」 

 参加者を限定して批判を浴びた1月17日の会見や、10時間超となった27日の会見とは違って、今回のフジ側の出席者は清水社長のみだった。 

 「清水さんの話し方は、穏やか。1つ1つ丁寧に、答えるので、一人のほうが荒れないという読みだったんじゃないですか。よかったのかどうかはわかりませんが。これからは、簡単ではないような気がします。本当に立て直せるかどうかっていうところは、見てみないとわからない。スポンサーがそんなに簡単に戻ってくるっていうのは難しいような気がします」 

 厳しく踏み込んだ第三者委の報告書。6月に予定されているフジの親会社の株主総会を含め、フジをめぐる激動の日々は続きそうだ。

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