
お笑いコンビ・霜降り明星の粗品が、自身のYouTubeチャンネルで3月24日に公開した動画の中でYouTuberのHIKAKINを猛批判したことが話題になっている。
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トップYouTuberとして多額の収入を得ていて、大金を派手に使った企画を行うことも多いHIKAKINは「お前の100万円なんてどうせ(一般人にとっての)100円ぐらいだろ、と言われることが多いが、決してそんなことはない」という趣旨の主張をする動画を公開していた。
粗品はそれを紹介して「(HIKAKINは)何も間違ったこと言ってない」と語った。だが、それに続けて、HIKAKINが過去に『M-1』優勝直後の令和ロマンに1500万円相当のプレゼントをしたことには疑問を投げかけた。
芸人にとって最高峰の大会である『M-1』で優勝して賞金1000万円を獲得した令和ロマンに対して、その賞金を上回る額の贈り物を気安くしてしまうのは「お前の中での金の価値が軽いか、芸人にリスペクトないか、どっちかやろ」と厳しい言葉を浴びせた。
「YouTuber、おもんない」と
粗品はもともとYouTuberを目の敵にしていて、なにかにつけて「YouTuber、おもんない」などと発言していた。そんな粗品が改めてトップYouTuberとして誰もが知るHIKAKINを真正面から批判したことで、ネット上では賛否両論含むさまざまな意見が飛び交っていた。
あらかじめことわっておくと、粗品のこの発言は、最近のSNSで話題になっている出来事について賛否両方の立場から意見を言う「1人賛否」という企画の中で出てきたものだ。この企画では、粗品は自分が本当に思ったことを言っているわけではなく、あくまでも賛否両方の立場で意見を言うという形式の「コント」をやっているだけだ。
だから、その中での発言を真に受けてあれこれ騒ぐこと自体が、本来の趣旨には沿っていないと言える。ただ、これはあくまでも粗品が発言に対する責任を回避するための言い訳であり、賛否のどちらかに彼自身の主張も含まれているはずだ、と考えることもできる。コントだという前提は踏まえつつ、そこから粗品本人の気持ちを勝手にくみ取るのが「1人賛否」の醍醐味であるとも言える。