
愛子さま、雅子さまはどちらも、かっちりとしたジャケット姿が多く、フォーマル感を崩さない知的なマリンスタイルに共通点がある。
石原さんによると、愛子さまの装いは若さを象徴するような「動きやすさ」に配慮したデザインである一方、雅子さまは、特に皇后になられてからは公務のセットアップでもドレッシーな重厚感とエレガントさを感じさせるデザインが増えたという。
「ひとつは、スカートの丈が皇太子妃時代のひざ下丈から、皇后になられた今はふくらはぎまでのミモレ丈が多くなられた点です。いつも感心させられるのは、雅子さまのお洋服は色味が強く、また襟や裾、袖のパイピングの幅が太いのが特徴で、実は難易度がかなり高いものです。エレガントに着こなしていらっしゃるのは皇后の風格だと感じます」
24年にお召しだったトルコブルーのような鮮やかな色は、布の面積が増える分、着こなしも難しくなるが、背が高くはっきりとした顔立ちの雅子さまは華やか、かつ品よく着こなしてしまうのだという。
雅子さまと愛子さま、そして佳子さまのマリンスタイルからは、それぞれの個性が伝わってくる。何より公務の内容にちなんだ装いは式典の雰囲気をより盛り上げ、関係者への気遣いをさり気なく伝えてくれる。
(AERA dot.編集部・永井貴子)