能登半島の復興支援にも尽力

 そんな常盤の私生活について、三杉氏が続ける。

「私生活では映画『ゲロッパ!』で共演した俳優で劇作家、演出家の長塚圭史さんと09年に結婚。一時期は夫婦不仲説も一部で取り沙汰されましたが、16年には都内のイタリア料理店で夫婦仲睦まじくディナーを楽しむ様子を女性誌にキャッチされたほか、21年には長塚さんが演出を手掛ける舞台に出演しており夫婦仲の良さがうかがえますね。常盤さんはもちろん、夫の長塚さんも劇作家、演出家として業界内では高く評価されており、今後も夫婦ともども活躍が見られそうです」

 常盤といえば、昨年は2本の出演映画が公開された一方、地震や豪雨の爪痕が残る能登半島の復興支援にも尽力していた。

 常盤にとって能登は、ヒロインの母親役を演じた15年のNHK連続テレビ小説「まれ」の舞台として訪れて以来の縁で、「まれ」のスタッフとスコップを手に“泥かき”をしたり、自身が「星の降る里あしべつ応援大使」を務める北海道芦別市でトークショーや上映会を開いて能登の復興支援を呼びかけたり、チャリティーグッズを販売したりと、さまざまな活動をしている。前出の編集者が言う。

「常盤さんは昨年9月放送のNHK『あさイチ』で石川県珠洲市の現状をリポート。ネット上で『常盤さんはいつまでも姿だけでなく中身もお美しいな』『常盤さんってこんなに熱い方だったんだ』などと視聴者から反響を呼びました。さらに、今年は北陸放送『メッセージ“2025希望の光~常盤貴子が見た能登~”』やNHK『能登半島地震1年 被災地からの声 復興の行方』といった特別番組にも出演。現在、常盤さんのインスタグラムには能登に関する投稿が数多く見られ、コメント欄には能登への温かいエールが集まっています」

 復興支援では、その行動力と優しさが人々を引き付けている常盤。彼女のキュートな笑顔は、能登に元気と勇気を与えてくれそうだ。

(小林保子)

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