多部未華子
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「AERA dot.」に最近掲載された記事のなかで、特に読まれたものを「見逃し配信」としてお届けします(この記事は2月20日に「AERA dot.」に掲載されたものの再配信です。年齢や肩書などは当時のもの)。

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 4月スタートのドラマ「対岸の家事~これが、私の生きる道!~」(TBS系)で、主演を務めることが発表された女優の多部未華子(36)。本作は、主人公の専業主婦が、働くママや育休中のエリート官僚パパら、生き方も考え方も正反対の「対岸にいる人たち」と交流する姿を描く、ニュータイプのお仕事ドラマ。多部は2歳の娘の育児と家事に奮闘する専業主婦役を演じる。

 2002年に女優デビューし、これまでさまざまな作品で主演やヒロイン役を務めてきた多部。近年は主演を務めたドラマ「これは経費で落ちません!」(NHK、19年放送)や「私の家政夫ナギサさん」(TBS系、20年放送)なども話題になった。一方、私生活では19年に写真家田貴樹氏と結婚し、21年に第1子を出産。もともと好感度は高かったが、今作の専業主婦役にも視聴者の期待は高そう。SNS上では「ママになった多部ちゃんがこういう家族をテーマにしたドラマにでてくれるの最高」「専業主婦役も似合いそう」など、期待の声が集まっている。

「23年に放送されたドラマ『いちばんすきな花』では、男女の間に友情は成立するのかというテーマに向き合う女性の心の動きを丁寧に演じて高い評価を受けています。他にも最近では特集ドラマ『幸運なひと』で、がんが判明し余命を告げられる夫に対してさまざまな選択を迫られる妻という難役を好演し、1月に放送された『スロウトレイン』でも、30歳を過ぎてもふらふらしている三姉弟の次女役で出演し、奔放さと繊細さをバランス良く表現していました。出産後も演技に深みと安定感が増していて、視聴者からの信頼も高まっていると思います」(テレビ情報誌の編集者)

 女優としてますます脂が乗ってきた多部だが、私生活では母として家事や育児に奮闘しているようだ。

 以前に出演した情報番組では、家事全般が苦手だと語り、「毎日、いっぱいいっぱいで頑張ってます」と報告(テレビ朝日系「グッド!モーニング」 24年5月9日放送)。朝は子どものために朝食を作っているとしつつ、「作るって言ったけど、パンを焼いてバナナを出してみかんを剥いてヨーグルトを出すんです。作ってないんです」と言い、得意料理はほとんどないが、よく作るのは豚汁で、たくさん作って何日も食べると明かしていた。

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不器用ながらも家事と育児に奮闘