今とは雰囲気が違う多部未華子

自身は「片づけられないタイプ」

 一方、「ESSE online」(23年3月12日配信)では、自身について「片づけられないタイプ」と言いつつ、寝る前に散らかったものを全部定位置に戻して拭き掃除をするように心掛けていると告白。基本的には食べたら食器を洗う、毎日洗濯する、お風呂からあがったらすぐ掃除するなど、その都度、きれいにするようにはしているという。このように、不器用ながらも一生懸命、家事や育児に取り組んでいることがうかがえるが、そうした等身大なところは今回演じる専業主婦役に良い影響を与え、視聴者にも親近感を持たれそうだ。

「母親役もしっくりくる年齢になりました。かつて、自身の子どもがどういう人に育ってほしいかと聞かれ、『自分で何事も責任持って決められる人になってほしい』とインタビューで答えていいました。自分で生活ができる経済力を身につけて、自分のやりたいように生きてほしいと思っているそうです。また、一昨年に放送されたバラエティー番組では自身について、愛されて育ってきているなという思いが強いと告白。その実感があるからこそ、結婚前から、『将来自分に子どもができたときは、子どもに自分がされたことと同じことをしてあげよう』という気持ちがあったとか。そんな価値観からは、子どもをしっかりと一人の人間として見ていることが分かります」(同)

 出産後の活躍を見ると、育児と仕事の両立にも成功しているようだ。民放ドラマ制作スタッフは言う。

「今は育児と仕事のバランスをうまく取れるように頑張っている最中だと昨年インタビューで話していたのが印象的です。今は仕事をしている時間が貴重な時間だと思うようなり、以前よりもありがたさを知り、より楽しもうと思うようにもなったとか。また、昔より疲れを感じることもあるそうですが、それすらも貴重に感じるなど、物理的に時間が限られてきて考え方が変わった気もすると話していました。育児と仕事にしっかりと向き合っている点は好印象ですね」

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