北川景子
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 8日放送の「テレビ朝日ドラマプレミアム」(テレ朝系・午後9時)は、山崎豊子生誕100年を記念し、初期の代表作であり、直木賞受賞作でもある彼女の不朽の名作「花のれん」を北川景子主演で完全ドラマ化。明治〜昭和、激動の日本でショービジネスに人生を捧げた女性興行師(プロデューサー)の笑いと涙の波乱万丈の物語を描く壮大なヒューマンドラマ。昨年度「橋田賞」を受賞し、女優としてますます輝きが増している北川景子の過去の人気記事を振り返る(この記事は「AERA dot.」に2022年11月7日に掲載されたものを再編集したものです。本文中の年齢、肩書等は当時のもの)。

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 女優の北川景子(36)が、来年1月からスタートするドラマ「女神の教室~リーガル青春白書~」(フジテレビ系)で月9初主演を務めることが明かされた。本作は北川演じる裁判官で実務家教員の主人公と仲間たちが織りなすリーガル青春群像劇風のサスペンス。裁判官や検察官、弁護士など法曹界を目指す学生たちが通うロースクールが舞台だ。

 北川の月9ドラマ出演は「HERO 第2シリーズ」以来8年半ぶりで、フジテレビ系の連ドラ出演も「探偵の探偵」以来7年半ぶりとなる。作品リリースに際し、北川は「コメディーのような部分と、人の真髄をついているドラマ性のバランスをうまくとれるようにがんばります」とコメントを発表しており、出産後の北川の新たな一面を見られそうだ。

「新境地の役柄と初の月9主演ということで、北川さんは相当、気合が入っているようです。10月にはデビュー19周年を機に、はじめてTwitterを開設したことも話題になりました。情報が解禁されるとファンからは『楽しみ!』『早く来年になってほしい』など、歓喜のコメントが相次いでいました。ドラマのビジュアルとして公開された、メガネにジャケット、デニム姿というビジュアルにも『相変わらずかわいい』『20代の頃から変わってない』という声があがっていました」(テレビ情報誌の編集者)

 北川はさらに来年、松本潤が主演・徳川家康を演じる大河ドラマどうする家康?」(NHK)への出演も決まっており、織田信長(岡田准一)の妹・お市役を演じる予定。本人は出演決定に際し「冷静に判断できる聡明さと、強さ、家族に対する愛、家の誇りを表現していきたいです」とコメントをしているが、実生活では現在、2歳児のママでもある。

「2歳いえばイヤイヤ期の真っただ中の子も多く、まだまだ手がかかる時期。1年という長期スパンの大河ドラマと、専門用語が多く、セリフ量も多いリーガル系ドラマへの出演を両立している北川さんには驚嘆の声もあがっています。かつて、北川さんは女性誌のインタビューで自分が出産前は完璧主義だったと話していて、台本も1週間前には完璧に暗記していたいと思うタイプだったそうです。しかし現在では、子育てをしながらなのでそれも難しい。家庭も仕事も100点満点をとることを目指さず、『完璧じゃなくてもいいんだ』と少しずつ思えるようになってきたと語っています。それでも出産後は睡眠時間を3~4時間に削ってセリフを覚えているそうなので、たいしたものです」(前出の編集者)

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