27日月曜は、静岡で梅の開花が観測されました。本州で今シーズン初めての観測です。本州でシーズン初の梅の開花が、1月下旬にずれ込んだのは、2012-2013年以来12シーズンぶりです。梅だけでなく、スギの開花も進んでいますので、花粉症の方は、早めの対策を心がけてください。
梅の開花 本州でシーズン初が1月下旬 12シーズンぶり
27日月曜、静岡で梅(ハクバイ)の開花が観測されました。平年より10日遅く、昨年より18日遅い観測です。
今シーズンの梅の開花は、1月7日に那覇、17日に石垣島、20日に松山、22日に宮崎で観測されていました。静岡での梅の開花は、本州で今シーズン初めての観測です。なお、本州で、シーズン初の梅の開花が、1月下旬にずれ込んだのは、2012-2013年以来12シーズンぶりです。
スギ花粉の飛散も 敏感な方は対策を
春の花が咲き始めているのは、梅だけではありません。
スギの開花も進んでいて、東京・神奈川・静岡・山口では、すでに花粉飛散開始となっています。スギ花粉の飛ぶ量は、まだ「少ない」予想ですが、油断はできません。飛散開始となっていない所でも、スギ花粉が、わずかに飛んでいる可能性があります。敏感な方は、早めの対策を心がけてください。
外出時の花粉対策
花粉症の症状を緩和させるには、花粉を避けることが大切です。マスクやメガネをつけ、衣類も工夫しましょう。
① メガネ
メガネを使用しない場合に比べて眼に入る花粉量はおよそ40%減少し、防御カバーのついた花粉症用のメガネではおよそ65%も減少するという実験結果があります。
② マスク
感染症予防として使用している方も多いかと思いますが、花粉を吸いこむ量もおよそ3分の1から6分の1に減らすことができます。マスクは顔にフィットするものを選ぶことが大切です。また、マスクの内側にガーゼを当てること(インナーマスク)でさらに鼻に入る花粉が減少することが分かっています。
③ 衣類の工夫
一般的にウール製の衣類などは木綿や化繊に比べて花粉が付着しやすく、花粉を屋内に持ち込みやすくなります。ウールの花粉のつきやすさは、綿に比べるとおよそ10倍にもなります。外出の際は、外側にウール素材の衣服を着ることは避けて、表面がツルツルした素材の上着を選ぶようにしましょう。