料理研究家リュウジ「10代の頃は結構パンパンで…」毎日食べていた甘いものとは【本当のリュウジさんはこんな人】後編

　AERA2025年1月13日号に掲載された料理研究家リュウジさんの独占インタビュー、後編。本記事の最後に「リュウジさんの太らずおいしい酒のつまみ」ベスト5レシピも。

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　10代のリュウジさんは身長167センチ、体重65キロで「結構パンパンでした」。

　ティーンのリュウジさんは意外にも「甘いものが死ぬほど好き」だった。当時はプリンを毎日食べていたという。

「ミスタードーナツも大好きでした。中に白いクリームがたっぷり詰まった『エンゼルクリーム』がお気に入りで」

　今では甘いものを食べないことにしている。

「スイーツを食べると、昔のパンパンだった自分に戻っちゃうから。それは、さっきも言ったけど仕事的にまずいから」

　お酒を飲みながら料理するリュウジさんの姿から甘いものをがまんする姿は想像しにくい。てっきりガチガチの辛党かと。

　リュウジさんの自宅兼スタジオにはクッキーなど洋菓子の箱がいくつも転がっていた。

「いただき物です。月に1回くらいは食べますよ。あ、でもこの前、失敗しちゃった。ハリボーのグミキャンディーが大好きなんですけど、差し入れで2袋もらったのね。1日で全部食べちゃった（笑）」

　子どものように笑うリュウジさん。完璧じゃない面をまったく隠さないところがいい。

頭にカロリー電卓

「ハリボー2袋で500キロカロリーちょっと、シンプルなしょうゆラーメン1杯のカロリーと同じ。だったらその日か翌日にラーメン食べなきゃいい。食べちゃってから『やっちまった』って経験ありますよね？　でもさ、毎日ハリボー2袋を食べれば太るけど、1日やらかしただけじゃ太らないんだって」

　突然にハリボーとラーメンのカロリーの話。

「僕、職業柄、カロリーがすぐ頭に入るんですよ。料理やってるからカロリー計算もできます。調べなくても、食べただけでだいたい何キロカロリーかすぐわかるんです。ひと口食べれば『甘味がこのくらい入ってる、脂肪がこのくらい入ってる』って。これ全部食べるとこれくらいのカロリーになるな、と」