コンビとしてはバランスが悪い
お笑い評論家のラリー遠田氏は麒麟、そして川島についてこう述べる。
「お笑いコンビは2人で1つというイメージが強いので、見ている側はどうしてもコンビとしての活動を期待してしまうものですが、テレビに限って言えば、起用する側としては個人単位の方がキャスティングしやすいという事情があります。麒麟の場合、今は川島さんのMCとしての地位が上がりすぎているため、コンビで起用するにはそれなりの理由が求められます。現時点ではコンビとしてのバランスが悪く、それぞれの良さが生かされるような企画でなければ、コンビで起用する必然性がありません。田村さんが『ホームレス中学生』以外に新しく話題になるようなものを生み出すことができれば、それを生かしてコンビとして復活する可能性はあるでしょう」
お茶の間の顔となった川島が、コンビ「麒麟」の漫才でお笑い界を席巻する日は来るのか。
（藤原三星）
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